理想の夫スコア ~ベルサイユのばら編~

マンガ

はい、今回は「ベルサイユのばら」の男性キャラにスコアつけてみました~。

相変わらず私の独断と偏見で点をつけておりますので、寛大かつlightにご覧いただきたいと思います。

理想の夫スコア(5段階)

1位ジェローデル

経済力 イケメン度 優しさ 浮気
しなそう度
DV
しなそう度
俺様度
(高いほどマイナス)
合計

5 5 5 5 5 0 25
はい、ついに満点が出てしまいました!

成就することがなかったオスカルへ一途な愛を捧げ続けたジェローデルですが、彼は本来フラれるはずのない完璧スペックだったんです。

大貴族で美男で物静かな貴公子。

子供の時からオスカル一筋、しかしオスカルに告白するも玉砕。

だけど愛する人の為に静かに身を引く様は・・・ん~ジェントルマン。私なら二つ返事で嫁行きますけど!オスカルも勿体無いことを・・・!

しかし私も最近知ったのですが、本編後の衝撃の事実を。

「ベルサイユのばら」の「外伝エピソード9」「ロザリー編」でジェローデルが登場してロザリー親子を助けるのですが、50歳近いはずのジェローデルがどう見ても30歳そこそこの姿で現れ、戸惑うロザリー。

そう、ジェローデルは永遠に歳を取らない「ポーの一族」になってしまったのです。

まさかの「ベルばら」と「ポーの一族」のコラボ!!!

フランス革命後、イギリスに亡命してあちこち彷徨っているうちに例のポーの村に迷い込んでしまい、一族の仲間になったようです。

似合う!似合いすぎる、ジェローデルのバンパネラ!

そして彼は永遠に麗しいあのお姿で今も彷徨っているのです。

是非日本にもいらして欲しいものです。あっ、コロナで無理かな?

2位 フェルゼン

経済力

 

イケメン度

 

優しさ

 

浮気

しなそう度

DV

しなそう度

俺様度

 

合計

 

  5 4 5 5 5 0 24
漫画ではかなりの美青年に描かれているけど、実物の肖像画は私の好みではないので「イケメン度」は”4”にしました。はい、肖像画ドン!

ん~漫画、イケメン過ぎませんか?まあイケメンじゃないと少女漫画が成り立たないか・・・。

史実はフェルゼンはスウェーデン国王の寵臣だった大貴族だけど、国王が何度も交代している間に謀略に巻き込まれ、民衆に撲殺されるという非業の死を遂げたのですが、民衆に恨まれる原因がマリーアントワネットを殺した民衆を憎悪するあまり民衆に冷たい権力者になっていったからなのだそうなので、そこからもかなりマリーアントワネットを愛していたことが伺えます。

ラストの「かくして運命は、死をもって愛し合う二人を結びつけたのです」ってナビゲーションが、当時小学生だった私の中に忘れられない憂いを残しました。本当、悲恋ってこういうのを言うのですね・・・。

まあ現代であれば幸せな夫婦、いい夫になったであろうかな。

3位 ベルナール

経済力

 

イケメン度

 

優しさ

 

浮気
しなそう度

DV

しなそう度

俺様度

 

合計

 

  3 4 4 5 5 0 21
はい、黒い騎士改めロザリーのダンナです。

普段はル・ヴュー・コリドリエ誌の新聞記者なので、マスコミ業界のサラリーマンです。

モデルはやはりジャーナリストだった実在の人物、カミーユ・デムーラン。

革命後はロザリーとの間に可愛い男の子も生まれ、しばらくは幸せに暮らしました。

しかしナポレオンの殺害計画に失敗して、アランと共に殺されました。

ホントこの時代、寿命まで生き抜くのが難しいですね~。

現代だったら普通のいいダンナでしたね。

3位 アンドレ

経済力

 

イケメン度

 

優しさ

 

浮気

しなそう度

DV

しなそう度

俺様度

 

合計

 

  2 4 5 5 5 0 21
オスカルへの愛はちょっと狂気を感じる位でしたね。

オスカルが他の男の物になる位ならいっそ毒殺しようと考えたり。

でも結局一途にオスカルを想い続け、そのかいあって身分違いを乗り越え、ついに結ばれて。

その辛すぎる愛を見守ってきた読者としてはホッと荷が下りたもんです。

アンドレは物語がスタートした頃こそ頼りない感じで、ドジってマリーアントワネットの馬を暴走させたりしたけど、後半になる程落ち着いてカッコ良くなっていきましたね。

ジェローデル、アランもオスカルを一途に想っていた中で、従者でも子供の時から一番近くにいたアンドレは境遇がラッキーだったと言えましょう。

勿論オスカルと結婚して普通に生きていたら、めちゃくちゃ尽くすダンナになっていたでしょう!あー見てみたい!

ベルナールと容姿似てれば点もしかりで同点の3位です。

5位ルイ16世

経済力

 

イケメン度

 

優しさ

 

浮気

しなそう度

DV

しなそう度

俺様度

 

合計

 

  5 0 5 5 5 0 20
経済力は本当は群を抜いているのですが、大貴族も大層な金持ちなので、横並びの”5”にしてしまいました。

なんならこの時代って金持ちか貧乏人かの両極端なんで”5”か”2”が多いんですよね。

あ、ルイ16世のことですが、容姿以外はいいダンナになる要素高いですよ。

優しいし、お金持ちだし、俺様度0だし。

スタンスは「君がいいなら僕はいいよ~」って感じですね。完全に家庭内の主権は妻が握れますw

ただね、結婚っていうと、やっぱり男性として好きになれないとツライ。純粋に(?)お金が目的ならいいけど。

いや、世の中には「容姿は全然気にならない。中身よ!」って人々も一定数もいるから、そういう人達には満点のダンナ様でしょう!

6位 アラン

経済力

 

イケメン度

 

優しさ

 

浮気

しなそう度

DV

しなそう度

俺様度

 

合計

 

  1 3 4 5 3 -4 12
どうも貧乏の印象が強すぎる。確か続編のナポレオンの章でもネズミの肉食べていたし。

あとオスカルが近衛隊から衛兵隊に移ってきた時、アランのオラオラした感じがどうも印象深くてちょっと点が辛くなりました。

オスカルを愛してからは一途だったんですけどね~。

7位サン・ジュスト

経済力

 

イケメン度

 

優しさ

 

浮気

しなそう度

DV

しなそう度

俺様度

 

合計

 

  3 6 1 4 1 -4 11
史実ですが、故郷で彼女のテレーズという女性にフラれ、そのショックから(?)左寄りに走り、ロペスピエールと意気投合。ジャコバンクラブにご入党。

彼の演説があったからルイ16世は死刑になったようなもんですし、ある意味歴史を変えたスゴイ人ですよね。

彼の作品「オルガン」にはテレーズをモデルとしたと思われる女性が出て来ますが、その女性は散々な書かれようのようです。それだけ彼の心の傷は深かったと推測されます・・・。

っていうか、振るなよテレーズ、こんな凄いイケメンを!

漫画より実際の肖像画の方がイケてるなんて事例は他にないぞ?

あまりのイケメンさに5点満点なのに突き抜けて6点出しちゃいました。

はい、実際の肖像画ドン!

どうですか!?俳優レベルですよね!?

しかし少し心配な面は「オルガン」にテレーズへの恨みが見え隠れする所と、ジャコバン派にいた時の敵とみなした人間を次々とギロチンに送る非情さですね。

結婚生活でそんな面が出てきたらと考えると、ちょっと怖いですね・・・。

いや、テレーズと順調に結婚できていればそんな攻撃的な性格にならなかったかな?

ん~💦わかりませんが、その不安要素で点が大分辛くなってしました。あくまで「いいダンナになりそうか」の点ですからね💦

しかし失恋して左に走った結果がギロチン行きとは悲しすぎです。

テレーズめ・・・。(200年前の人間に怒り&嫉妬)

総評

評価してて思ったのは、この漫画は一途で真面目な人ばかりなので、「浮気しなそう度」は殆ど皆満点。

分かりやすいタイプの多い中で、サン・ジュスト様だけは本質が読めませんでした。実際はどんな人だったんですかね?あ~実物に会いたかった!(ギロチン行きになったりして)

それとジェローデルのまさかのポーの一族加入ですが、池田利代子先生と萩尾望都先生は同年代の漫画家なので、仲間内でそんな素敵なことが出来るんですよね。

そう言えば昔、萩尾望都先生が竹宮恵子先生の「地球へ」と同じ世界観の短編を描いた作品を見ました。

そこでは「地球へ」の続編のような世界で、やはり超能力を発動してしまった少年が主人公で。

その頃は人間とミュウは世界を分けて暮らしていて、少年は人間界から曲がった空間を飛んでミュウの世界に送られるという・・・。

好きな漫画のコラボってたまりませんよね。

私的には是非、「王家の紋章」と「ポーの一族」のコラボを見たいです。

ポーの村に迷い込んだメンフィス一同が、空腹を訴えたらバラのスープしか出されなくて。「うぬー、馬鹿にしおって」とメンフィスが暴れて、襲い掛かってきたバンパネラ達を叩き切って「馬を引けーっ!」となって・・・。世界観、滅茶苦茶か。

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